11

May

2023

<写真①>

Audi A1 Sportbackに実際に試乗したレポートをしよう。
今回は、一般道と高速道の両者を試乗することができた。25TFSI(1.0ℓエンジン)で機敏な動きで楽しく運転ができた。

●シートの感覚

<写真②>

水平基調のデザインで運転席から助手席まで続く1本のラインにより強調された水平基調のデザインによって室内空間をより広く感じることができる。コンパクトモデルだが上位セグメントに迫る居住空間という印象だ。

<写真③>

<写真④>

センターコンソールには、10.1インチの高解像度のMMIナビゲーションシステム搭載のタッチパネル式ディスプレイがあり、その下にはエアコン操作パネルが装備されている。

特にエアコン操作パネルはダイヤル式のため感覚的に操作ができるのが嬉しい。もちろんボタンを押したときは他のAudiモデル同様に「カチッ」という音が鳴り、ボタンを押したことに対するフィードバックをしっかりと感じることができる。

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後席も、実際に座ってみたところ、天井までの高さがある程度確保されている印象があり窮屈さはあまり感じなかった。ここにもドアハンドルのデザインが特徴的な「く」の字となっており、水中翼をイメージしたハイドロフォイルをイメージしたものだ。

●走りを体験

<写真⑥>

まずは一般道を試乗。
車輌重量が1,170kgと現在ラインナップされているAudi モデルの中ではかなりの軽量モデルとなるので、発進時のレスポンスがとても良い。というより「速い」印象だ。しかも7速Sトロニックトランスミッションの素早い変速により、エンジン音が唸りながら加速することもなかった。

<写真⑦>

停止時にはアイドリングストップ装置が働きエンジン停止を行われる。ただ、ブレーキを離すと同時にエンジンが再始動するため、発進時のもたつきなどは感じなかった。このアイドリングストップ装置をOFFにしたい場合はセンターコンソールにあるスイッチを押すことで機能が無効化される。

また、最小回転半径も5.1mと小回りも利くため、Uターンやカーブ、右左折時のステアリング操作もスムーズに行うことができた。

<写真⑧>

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高速道路での試乗では、加速レーンにおいて予想以上の力強い加速力を体感できた。最大トルク175Nmが2000回転以降から発生するため、思いっきりアクセルペダルを踏まなくても加速してくれる。コンパクトモデルや小排気量モデルの弱点の1つである加速力の弱さを全く感じなかった。

<写真⑩>

100km/h巡行スピードに移行しても、車両がフワフワ浮くような不安定さや、ステアリングのブレなどもなく、安定した走行を味わえた。もちろん遮音性も高く、ロードノイズやエンジン音などに邪魔されることなく、オーディオを聴きながら快適な試乗を楽しむことができた。

●セーフティ

<写真⑪>

<写真⑫>

試乗中に危険な車両が近づいたりすることもなく、アウディプレセンスフロント機能が作動することはなかった。
ただ、高速道路を試乗中に便利だと感じたのが、アクティブクルーズアシストと、アウディサイドアシストの2つの機能。車線変更などで死角に入りやすい二輪車などもしっかりと警告ライトで知らせてくれるので、安心して走行ができた。(コンビエンス&アシスタンスパッケージ装備車となります)

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また、夜間走行時にはハイビームアシスタント機能が重宝した。(コンビエンス&アシスタンスパッケージ装備車となります)
ハイビーム状態で走行中、急に対向車が来た場合にはライトが下がるほか、前方に車両がいない場合で一定の暗さにおいて自動的にハイビームとなる。レバースイッチの操作が不要なので、より運転に集中できた。

<写真⑭>

今回、Audi A1 Sportbackを試乗し、コンパクトながらインテリア・エクステリアのデザインがハイクオリティはもちろん、操作性や機敏性も高いモデルであることが分かった。
ショールームでご試乗する機会があれば、大排気量モデルではなくぜひAudi A1 Sportbackを試してほしい。きっとAudi らしさを至る所で体感することができるはずだ。

●車両スペック

Audi A1 Sportback 25 TFSI Advance
ナバーラブルーメタリック
・ナビゲーションパッケージ
・コンビエンス&アシスタンスパッケージ

装備はグレードによって異なります。また、モデルイヤーによって装備が異なる場合があります。各装備や安全機能の詳細はAudi JapanのWebページをご確認ください。(https://www.audi.co.jp/)

Photos & Text by HY/Audi Japan/AUDI AG.